ファストファッションとは

ファストファッションとは、「最新の流行を採り入れつつ低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで販売するブランドやその業態のこと。
安くて早い『ファストフード』になぞらえて造語」(知恵蔵2015)のことです。
店頭で販売されている商品が目まぐるしく変わり、それを演出するのが特徴です。
最先端の流行や人々のニーズに素早く対応した、新しいファッションが常に店頭に並んでいるので、顧客を飽きさせることがありません。
従来ですと、高価な流行の最先端をいく商品を購入できるのは、限られた富裕層で、大衆はそれらの商品が流行に合わなくなった段階でようやく安価に購入できるのが、通常の流れでした。
この常識をひっくり返したのが、ファストファッションです。
安い割に高品質でしかもオシャレな商品を誰でもが購入できるようになりました。

このようなことが実現できた背景は、一つには長く続いた不景気があります。
高価な衣料に金をかける人が少なくなって売れなくなったのです。
非正規社員の増加に伴い、ファッションに敏感な20歳~30歳代の女性層の所得が減少したのです。
新しく台頭した企業ももちろんありますが、従来からあったファッション業界がこの状況に対応するために、低賃金労働を確保しやすいアジア地域も含め幅広く発展途上国で低コスト生産拠点を設けるなど、グローバル化による分業生産体制を作ったのです。
これにより欧州の一流ブランドに遅れることなく、しかもリアルタイムに多品種大量生産が可能になり、低コスト生産、低価格での商品提供が可能になり「ファストファッション」と呼ばれ、人々に注目されるブランドショップが実現しました。

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